今日ご紹介するのは、葉山でひそかに話題のうどん屋さん「益うどんDEKETACHI 葉山」です。
お店を切り盛りするのは、なんと現役のイベントプロデューサー兼演出家。
東京パラリンピックの演出まで手掛けた吉田さんが、なぜ葉山でうどん屋を?
その答えを探るべく、取材に行ってきました。

【魅力1】演出家が生み出す、こだわりの細うどん

益うどんDEKETACHIの最大の特徴は、細くてしなやかなうどん。讃岐うどんのような太くてコシのあるうどんではなく、九州の細いうどんに惚れ込んだ吉田さんが、関東ではなかなか食べられないこのスタイルを再現しています。

しかも、使う素材にも妥協なし。
・北海道産小麦100%の地粉
・一等級の利尻昆布
・鹿児島産の荒節と花かつお
3日かけてじっくり引き出す旨みは格別です。

出汁が主役のうどん、じわじわ染みます…!

【魅力2】益うどん(ますうどん)、名前の由来は?
「益」という字には、
・益々美味しく
・益々繁盛
・益々みんなが幸せに
そんな願いが詰まっているそうです。
元々は、木の升にうどんを入れて提供していたこともあり、升(ます)と益を掛けた粋なネーミング。
升での提供はお客さんに好評だったそうなのですが、今は、陶器の方がうどんの保温が良いので、あえて升は使ってないそうですが、名前は残ったそうです。
【魅力3】DEKETACHI(でけたち)って何?
「でけたち」は四国の方言で「出来立て」のこと。
「でけたち」は、釜揚げうどん用語でもあるそうで、茹で上がったばかりのうどんという意味があります。
うどんは、茹で上がりの一番美味しい瞬間を楽しんでほしいから、あえて「でけたち」と名付けたんだとか。

いろんな意味が込められているんですね。それを知った上で出来立てのうどんを食べると、より一層美味しく感じられます!

【魅力4】うどん屋を始めたきっかけ
吉田さん、実は本業はイベント演出。
東京パラリンピック、T.M.Revolution、イ・ビョンホンなどのイベント演出など、数々の大舞台を手掛けてきた方です。

(出典:インスタグラム)

ところがコロナ禍でイベント業界がストップ。
「せっかくだから、前からやりたかったうどん屋をやってみよう」と、横浜元町でスタート。
吉田さんがうどん屋を開く夢を持ったのは、演出家の仕事を通して日本中の美味しいものを食べに連れて行ってもらう機会があり、その際に九州で出会った細いうどんを食べて感動したのがきっかけだそうです。
本当は、もっと歳を重ねて演出家を引退した後に考えていたうどん屋さんの夢が大分早くにスタートしたと吉田さん。
その後、海が好きで葉山に移住したタイミングで、葉山にお店を移転。
現在は本業の演出家と、うどんやさん、両方に真剣に取り組んでいらっしゃいます。

(出典:インスタグラム)
【魅力5】演出家ならではの“見せる”工夫
「料理って、演出と似てるんですよね。」と吉田さんは言います。
・素材を集める
・見せ方を考える
・美味しさという感動を届ける
演出家の感覚が、うどん作りにも生きています。
たとえば、つけ汁にほんのり香る葉山産の柚子。
地元の農家さんとコラボして、皮だけを使って香りづけ。これが香りのサプライズ演出になっているんです。

前のお店で枡でうどんを提供していたのもの演出。いろんな仕掛けを駆使してる。さすが現役演出家です。

【魅力6】3日かけて仕込む、こだわりの出汁

益うどんのつけ汁は、なんと3日間かけて仕込む特製出汁。
1等級利尻昆布で24時間仕込み、
次に鹿児島産の鰹節(鹿児島産花かつお)で追い出汁、
さらに返し(特製醤油を4種類ブレンド、味醂)を合わせて、
更に追い鰹を加える

そしてまた24時間寝かせる。 合計で3日間掛けて出汁を取っています。

「プロの方はこのような出汁の取り方はしないようなのですが、昔ながらのやり方にとらわれなくてもいいのかなぁ、と思って、このやり方でやっています。」
と吉田さん。

既成概念にとらわれない、料理作りができるのも吉田さんならではですね。

【魅力7】名物「益うどん」

看板メニューは益うどん。
北海道産小麦を使った細くてつるつるの麺を、熱々のつけ汁にくぐらせていただきます。
つけ汁には葉山産の柚子皮が入っていて、爽やかな香りがふわっと広がるのが特徴。
さらに卓上には、2種類の七味と山椒オイル。
「最初はそのまま、途中から味変、最後に山椒オイルで仕上げ。
3段階の味の変化を楽しんでください!」

吉田さんはこの七味と山椒オイルにもこだわりがあります。
特に、山椒オイルは、演出家業で和歌山に訪れられた際に、山椒香味油に使っているぶどう山椒の農園である「かんじゃ山椒園」さんにお会いしたのがきっかけで、いつか開店するお店でこの山椒香味油を使ってみたいと考えるようになり、DEKETACHIのメニュー考案時から、山椒香味油ありきのうどんを作られていたそうです。

この山椒オイルは、辛味が全然なく入れるとうどんが風味を増します。絶対試してください!

【魅力8】カレーと天ぷらも食べられる!
うどんだけじゃなく、天ぷらやカレーもあるんです。
火・水夜限定 → うどんに加えて 天ぷら&天丼 を提供
普段から → 出汁カレーメシあり
天ぷらは横浜時代から大人気メニューだったんですが、普段一人でお店を切り盛りしているので、レギュラーメニューでの提供はできないそう。
カレーうどんは大人気メニュー。最近雑誌でカレーうどんが特集されて話題になり、カレーうどんを注文する人が続出しているそうです。
私もカレーうどんいただきました。だしベースのカレー汁が、たまらなく美味しかったです。そしてその後に、ご飯を投入してカレーライス汁飯にしました。それがまた最高!


カレーうどんとは別に、でけたち 出汁カレーメシ (500円)がレギュラーメニューでありますよ。

この出汁で作るカレーが美味しくないわけがないです!
カレー、天ぷらも要チェックです!

【魅力9】地域の子どもたちのために 〜100円うどんプロジェクト〜
益うどんDEKETACHIには、特別な取り組みがあります。
それが「100円うどん」。お店の前で「お腹すいたなぁ」と立ち止まる子どもに、「うどん食べていく?」とうどんを食べさせてあげたのがきっかけで、子供達に100円でうどんを提供するプロジェクトがスタートしました。
「親が共働きで、鍵を忘れて家に入れない子」「お小遣いが足りなくて、お腹を空かせている子」——そんな子どもたちが、ふらっと立ち寄って温かいうどんを食べられる居場所にしたいという想いから始まった取り組みです。
吉田さんは、「ただの飲食店じゃなくて、地域の子どもたちの“帰る場所”みたいになれたら嬉しい」と話してくれました。

「吉田さん、ただいまー!」と言って、お店に立ち寄る子供がたくさんいるそうです。素敵なお話です!

私がいただいメニュー
◽️名物 益うどん (800円)
◽️益うどん 出汁カレー(1,000円)
◽️追い 生姜めし (300円)
◽️でけたち牛筋煮込み (600円)


益うどんは、細麺ならではのツルツル感と、3日間かけた出汁の相性が抜群!
出汁カレーはスパイスの奥に感じる鰹と昆布の旨みがクセになる味。
生姜めしは、つけ汁に浸してお茶漬け風にするのもおすすめ。
牛筋煮込みは、とろとろの牛筋にしっかり味が染みて、お酒のアテにもぴったりでした。
ついつい色々頼んでしまいましたが、どれも大満足の美味しさです!

【ワンちゃん情報】
✔ テラス席なし(室内のみ)
✔ ワンちゃん連れはテイクアウトで対応
✔ 近くにお散歩スポット多数

【アクセス・基本情報】
益うどんDEKETACHI 葉山
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色1392-80 hoka-hoka19
営業時間:
月・木・金 11:00-15:00
火・水 11:00-15:00 / 18:00-22:00
土・日は不定期営業
定休日:不定休
駐車場:3台あり
公式Instagram:@deketachi_hayama

【まとめ】
イベント演出とうどん、全く違う世界のようで、実は共通点がいっぱい。
素材を厳選し、見せ方を考え、お客さんに感動を届ける。
その想いが詰まった益うどんを、ぜひ葉山で味わってみてください。

ストーリーを知ると、うどんの美味しさがさらに増しますよ!

次回のハヤナビもお楽しみに!
【参考】つの食品「ヌカチューさんぽ vol.09」、益うどんDEKETACHI公式Instagram
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