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mikan屋:築100年の古民家カフェが紡ぐ物語

葉山の隠れ家カフェ「mikan屋」へようこそ

ぺり

こんにちは、ハヤナビのぺりです!
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葉山の森戸エリアに、ひっそりと佇む築100年以上の古民家を再生したカフェ「mikan屋」

初めて訪れたとき、その空間の持つ温もりに心を奪われました。

カフェの入口をくぐると、靴を脱いであがるスタイル。リノベーションしたという土間の開放的空間に、天井を抜いたフローリングの空間と、畳の座敷、そして開放的な縁側。どこか懐かしく、ゆっくりとした時間が流れる場所です。

でも、このカフェの魅力は、それだけではありません。

物腰の柔らかいオーナーのミカさんが大切にする「地域とのつながり」、

そして「昔の大人にしてもらったことを、今の子どもたちへ返したい」という想い。

今回は、その物語をたっぷりとお届けします。

ぺり

mikan屋さんの魅力を深掘りしてきましたのでぜひ最後までご覧ください!


mikan屋のルーツ:ひいおじいちゃんが建てた家

mikan屋の建物は、約110年以上前ににミカさんのひいおじいちゃんが、素人ながらに建てた家。

ひいおじいちゃんはチャレンジ精神旺盛な人で、自分で家を建てたり、葉山でお肉屋さんを開業したこともあるのだとか。

ミカさん自身も葉山で生まれ育ち、ずっとこの家で暮らしてきました。

「子供の頃は、この古い家があまり好きではなかったんです。友達の家は新しくて、私だけがこんな古い家に住んでいるのが嫌でした。でも、大人になってこの家の良さに気づきました。」

ミカさんは一度は葉山を離れ、都会で生活したこともありましたが、カフェ開業もあり再びこの家に戻ってきたそうです。今もここで暮らしながら、カフェを営んでいます。

しかし、古民家で暮らすのは決して楽ではありません。

「どこかを修理すると、別の場所が壊れるんです。直そうと思ってトントンすると、違う部分が崩れたりして(笑)。部品がないことも多いので、大工さんに頼んで少しずつ修繕しています。」

また、冬はとにかく寒く、隙間風が入るため、寒いです。とミカさんが教えてくれました。

「でも、壊してしまうのはもったいない。ひいおじいちゃんが建てた家を守りたい。そう思って、カフェとして生まれ変わらせることを決めました。」

そうしてmikan屋が誕生しました。

ぺり

素人が作ったとは思えない素敵な空間。ひいおじいちゃんも立派に生まれ変わったミカさんのお店を見たら、すごく喜ぶんだろうなと思いました。


mikan屋のシンボル、夏みかんの木が8年ぶりに実をつけた!

カフェの名前「mikan屋」は、店主のミカさんの名前と、お父さんがミカさんの誕生記念に植えた夏みかんの木が由来。

しかし、不思議なことに、カフェをオープンしてから8年間、夏みかんの木は実をつけなくなりました。

「せっかくmikan屋という名前にしたのに、最初はショックでしたね。でも葉っぱは青々としていたので、枯れたわけではないし、ただ待つしかないと思っていました」

それが今年、ついに実をつけたんです!

「8年ぶりに見事な夏みかんができて。もう、感動しました…!」と、ミカさん。

mikan屋の夏みかんは、店内のマーマレードやパウンドケーキにも使われます

長い年月をかけて、じっくりと実をつけた夏みかんの木。その姿に励まされたというミカさんの言葉が印象的でした。

ぺり

ずっと実をつけてなかったお店のシンボルツリーの夏みかんの木が復活するなんて、本当に素敵なストーリーです!ミカさんが嬉しそうに語る姿が印象的でした!


mikan屋から優しい循環が生まれる

月に1度の「子ども食堂」:地域のつながりを育む場

Children jumping together in the park on fine day

mikan屋では、月に一度、「子ども食堂」 を開催しています。

きっかけは、ミカさんの幼少期の記憶でした。

「昔は、地域の大人たちが子どもを育てる文化があったんです。でも、今はそういう場が少なくなった。だから、子どもたちが気軽に集まれる場所を作りたい と思ったんです」

そんな思いから生まれたmikan屋の子ども食堂。

「お腹を空かせた子のための場所」ではなく、「地域のみんながつながる場」 であることが特徴です。

「子どもたちが宿題をしたり、ゲームをしたり、ただおしゃべりをしたり。そんな風に、自然と集まれる場所になればいいなと思っています」と、ミカさん。

とはいえ、普段はカフェをたった一人で切り盛りしている ミカさん。

40人もの子どもたちが集まる子ども食堂を、一人で運営するのは無理。

そこで、地域のボランティアさんたちが力を貸してくれています。

あるとき、初めて子ども食堂に参加したボランティアさんが、こんなことを言いました。

自分がこんなに子どもと接するのが得意だとは思わなかった。

地域の大人たちにとっても、子ども食堂は新しい気づきやつながりを生む場 になっているのです。

子ども食堂の対象は小学生から高校生まで

参加には事前予約が必要で、食物アレルギーの確認のため、必ず保護者からの連絡をお願い しているそうです。

「地域の子どもたちが成長し、大人になったとき、今度は次の世代へとこの場所を引き継いでくれたら」

そんな温かい循環が、mikan屋にはあります。

ぺり

自分がしてもらったことをまた大人になってからお返しするというミカさん、本当に素敵です。自分も見習いたいです。

ひいおじいちゃん譲りの行動力!思い立ったらすぐ駄菓子屋オープン

mikan屋の子ども食堂の運営資金 は、実はカフェの売上ではなく、駄菓子屋の売上 でまかなわれています。

mikan屋のお庭には、たった1畳ほどの小さな駄菓子屋 があります。

もともとは物置だった場所。ミカさんが思い立って即行動し、改装した そうです。

きっかけは、ある日、お母さんとテレビを見ていた時に、駄菓子屋の特集がやっていて、ミカさんが「うちにも駄菓子屋を作ろう」と決意。

そこから、即行動。駄菓子屋さんができました。

この駄菓子屋では、100円以内でしかお買い物ができないこと

「お会計のとき、子どもたちが100円ぴったりになるように一生懸命計算しているのを見ると、微笑ましくて」とミカさん。

「100円まで」のルール は、子どもたちが自分でお金を計算し、親御さんにも負担をかけないための配慮でもあります。

子どもたちが安心して集まり、楽しみながら学び、地域の大人ともつながれる場所。

mikan屋は、そんなやさしい循環 を生み出しています。

ぺり

葉山の人たちの温かいつながりがここにあるんだなぁ。

mikan屋の魅力とこだわり

ふんわり優しい時間が流れる、mikan屋のカフェメニュー

mikan屋といえば、素朴でどこか懐かしい「日本の朝ごはん」やスイーツ が楽しめるカフェ。メニューを見ると、トーストやおにぎり、みかんスイーツなど、ほっとするラインナップが揃っています。

「おにぎり屋さんと思われがちですが、最初はトーストメニュー からスタートしたんですよ」と、店主のミカさん。実はmikan屋のメニューは、試行錯誤しながら少しずつ進化 してきたもの。

現在のメニューでは、おにぎりやトースト、スイーツ、ランチまで幅広く 楽しめます。朝から夕方まで開いているので、モーニングだけでなく、カフェタイムやランチ利用も多いのが特徴です。

ぺり

ミカさんに一番人気はなんですか?と聞いた時に、mikan屋では看板メニューや一番人気はありません、どのメニューも色々なお客さんが頼んでくれます、と嬉しそうに話してくれました。

おにぎりもスイーツも、手作りの優しさが詰まった味

おにぎりの具材には、定番のしゃけ、おかか、Wこんぶ(とろろこんぶ+塩こんぶ) などに加え、桜えびと大豆のしょうゆ煮(180円)など、ここならではの味も。『桜えびと大豆は甘じょっぱくてクセになる』というリピーターも多いんです。」

mikan屋といえば、みかんスイーツ も外せません。

『みかんのパウンドケーキ』(800円) は、自家製マーマレードを贅沢に使用した一品。『ほんのり甘酸っぱくて、後味がさっぱりしているから、食後にもぴったり』と評判です。」

ぺり

自家製夏みかんのパフェも絶品!

ゆったりとした時間が流れる、mikan屋の過ごし方

mikan屋には、常連さんが多い のも特徴のひとつ。特に7時~8時は「常連タイム」 と常連さんが(勝手に)呼んでいて、地元の方々が開店前から店の前に集まり、朝ごはんを楽しみに待っています。

土曜日は常連さんが特に多く、開店直前にはすでに満席になることもしばしば。

8時を過ぎると、遠方から訪れる人が増え、店内は一気に賑やかに。 さらに、ゴールデンウィークは1年で最も混雑する時期で、開店と同時に満席になることも

混雑時は1時間待ちになることもありますが、ほとんどのお客様が『大丈夫、待ちます』とおっしゃってくださるんです」とミカさん。

待ち時間には、ギャラリーや駄菓子屋でのんびり過ごすお客様も多く、時間を気にせずゆったりできるのもmikan屋の魅力。

「ここでは、ゆっくりとした時間 を過ごしてもらえたらうれしいです」と、ミカさんの言葉どおり、mikan屋にはほっとできる、温かな空気 が流れています。

日常の喧騒を離れて、心落ち着くひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか?



ペット連れOK!葉山の風を感じるテラス席

mikan屋では、ペット連れのお客さんも大歓迎(縁側とテラス席)

「扉をつけたので、冬も暖かく過ごせますよ」

ワンちゃんと一緒に、葉山ののんびりした時間を楽しめるのも魅力のひとつです。


アクセス情報

📍 mikan屋

  • 住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内1223
  • 営業時間:
  • 月 7:00 – 14:00
  • 木・金・土・日 7:00 – 16:00
  • 定休日:火・水
  • アクセス:京浜急行バス「森戸海岸」より徒歩3~5分
  • 駐車場:なし(近隣のコインパーキング利用)
  • Instagram・公式サイト:https://mikanya.jimdo.com

まとめ:mikan屋で、葉山のやさしい時間を

mikan屋は、ただの古民家カフェではなく、地域の人が集まり、つながりを生む場所

ミカさんが大切にしている「ゆっくり流れる時間」を、ぜひ体験しに行ってみてくださいね。

ぺり

今回取材して分かったのは、mikan屋の最大の魅力はミカさんということです。物腰柔らかで優しくお客さんを包んでくれるミカさん。魅力的なオーナーさんの素敵なお店です!

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ぺり
葉山のぺり 葉山拠点のフリーランス|Webデザイナー/ブログ運営/ファイナンスアドバイザー *米国大学院卒業後、米国上場企業で20年のキャリアを積む *激務と人間関係に疲れ果て脱サラ *地元葉山でビジネス立ち上げに挑戦中 *このサイトを通して葉山の人と繋がりたいと思い、葉山Naviを立ち上げました。よろしくお願いします!